【実際どうなの?】トラック運転手のリアルと2024年問題

こんにちは、今回はドライバー歴10年目の僕が今のトラック業界のリアルを教えていきます。運送業はブラックで肉体労働や長時間拘束されるイメージが強いと思います。その一方で給料は高いというイメージを持たれる方も多いと思うので、給料の面に関してもリアルな情報を書いていきます。

就職や転職で運送業界を視野に入れている人はぜひ見ていってください。

トラック運転手はきついの?

結論から言います。トラック運転手はきつくありません。距離関係なく業務時間の6から7割程度が運転の時間なので仕事に慣れてしまえば内容はほぼ変わることなくルーティン作業に近いので体力的にはそこまで疲れることなくこなせます。その代わり運転では常に安全第一なので精神的に疲れることは、あるかもしれません。

業務時間について

2024年問題でも話題となったドライバーの拘束時間問題ですが、実際はどうなのかというと時期によるという感じだと思います。実際に繁忙期などは朝の6時出社で帰りが夜中前になることが珍しくありません。ですが閑散期などは定時に帰れたりすることもあるので、そこで残業時間のバランスをとっているような形になります。

給料面と手取りの相場

給料が高いといわれているトラックドライバーですが実際のところは残業と休日出勤が多いので、給料もそれなりにもらえるということです。長距離の運転手は月に4日ほどしか休みが取れないため、時間を犠牲にしてお金を得ているという形になります。

ドライバーの具体的な手取りとしては長距離が35万前後短距離・中距離が25万前後です。夜勤勤務では、この給料に2万ほど増えるようになります。

トラックドライバーのメリット・デメリット

最後にメリット・デメリットを紹介していきます。

メリット

安定した収入
トラックドライバーは物流業界での需要が常に高く、安定した収入を得やすい職業です。特に長距離ドライバーは高収入を得ることも可能です。

自由な時間管理
シフトや走行時間によっては、自分の時間を比較的自由に管理できる場合があります。長距離ドライバーはスケジュールを自己管理しやすいことが多いです。

景色を楽しめる
長距離ドライバーとして働くと、日本各地やさまざまな景色を楽しむことができ、旅行好きな人にとっては魅力的な職業です。

専門的スキルの習得
大型車の運転技術や物流に関する知識を深めることで、他の運送業務にも応用できるスキルが身に付きます。経験を積むことでステップアップが可能です。

一人での作業が多い
一人で仕事を進めることが多く、他人との接触が少ないため、独立して働くことを好む人に向いています。

体を使うので健康的
荷物の積み下ろし作業や、運転中の姿勢を保つための体力が必要ですので、身体を動かす仕事が好きな人には健康的な面もあります。

資格を活かせる
大型免許や運送業に関する資格があれば、需要が高い職種なので転職や仕事の確保がしやすいです。

デメリット

  1. 長時間労働
    トラックドライバーは、特に長距離輸送の場合、運転時間が非常に長くなることが一般的です。交通状況や荷主の都合により、予定よりも多くの時間を運転することもあり、休憩時間が少なくなることもあります。
  2. 休みが少ない
    トラックドライバーは多くの場合、繁忙期や納期に合わせて働くことが求められ、夏季休暇や年末年始に休みが取れないこともあります。特に物流が活発になるシーズンには、連続して働くことが多く、プライベートな時間を取りにくいというデメリットがあります。
  3. 身体への負担
    長時間の運転や、重い荷物の積み下ろしは、身体に大きな負担をかけます。腰痛や疲労、視力の低下など、健康に悪影響が出ることが少なくありません。
  4. 不規則な生活
    トラックドライバーは出発時間や目的地によって生活リズムが崩れることが多いです。特に夜間や早朝に仕事をすることが多い長距離ドライバーは、睡眠不足や食生活の乱れに悩まされることもあります。
  5. 事故のリスク
    長時間の運転や、悪天候での走行、道路の状況により、交通事故のリスクが常につきまといます。安全運転を心がける必要があるため、精神的な負担も大きいです。
  6. 社会的な評価の低さ
    物流業界は社会を支える重要な仕事であるにもかかわらず、トラックドライバーの仕事に対する理解が低いこともあり、社会的な評価や待遇が十分でないと感じることがあります。
  7. 家族との時間が減る
    特に長距離ドライバーは、家を長期間空けることが多いため、家族との時間が取りにくいです。家族行事や休日を一緒に過ごすことが難しい場合があります。
  8. 天候や交通の影響を受けやすい
    雨や雪などの天候、そして渋滞や事故などの交通状況は、トラックドライバーの仕事に直接的な影響を与えます。これにより予定が狂ったり、労働時間が延びたりすることがあります。

休暇について

トラックドライバーは、一般のサラリーマンと比べて休暇が取りにくい傾向があります。特に繁忙期には、夏季休暇や年末年始の休みが取れないことも多いです。物流業界では、年末年始やお盆、ゴールデンウィークなどの大型連休中でも物資の配送が必要なため、通常よりも忙しくなるケースが多く、休みが少ないというのが現実です。

最後に

トラックドライバーについて紹介していきましたが、個人的には向いている人と向いていない人がはっきり分かれる仕事だと思います。ですが働いている人はみんな優しく意外と緩い一面もあるので、人間関係などは心配しなくてもいいでしょう。就職や転職しているかたの参考になればと思います。

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